今回は川崎のソウルフードでおなじみの進化系担々麺「元祖ニュータンタンメン本舗 」@池袋東口店に行ってきたので、感想を書いていこう。
元祖ニュータンタンメン本舗の概要
今回ご紹介する担々麺は担々麺ではなく「ニュータンタンメン」
川崎を中心に全国に30店舗以上の店を構える老舗。
特徴
- ニンニクの効いたパンチのある鶏がらスープ
- 食欲をそそる、唐辛子の効いたスープ
- 担々麺では表せない「ニュータンタンメン」
担々麺とも汁なし坦々麺とも違うことから「川崎溶き卵タンタン」と評されることもある。数十年来の固定ファンも多く存在する超名店の一杯を食べてきた。
それではレポートをどうぞ。
カップラーメンの感想はこちら。
店舗とカップラーメンの比較はこちら
元祖ニュータンタンメン本舗@池袋東口店について
場所
池袋駅東を出てビックカメラの裏手を徒歩10分程度歩くと到着。
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-38-1
【訪問日】2021年3月19日
外にはメニューが書かれた看板が。
店内はカウンターのみ10席程度。食券制。
13:30頃訪問。並びなし。店内には2~3人程の先客がいる状況であった。
食べてみた感想
今回注文したのは「タンタンメン (辛さレベル:普通)(¥830)」
チープである。だがそれが良い。
味の評価
総合: | ★★★★★ |
---|---|
麺: | ★★★★★ |
スープ: | ★★★★★ |
トッピング: | ★★★★★ |
唐辛子の効いた辛い鶏ガラスープに、つるつるとした麺、程よい味付けのひき肉。それをふわふわの卵が包み込む。
一口目はカップラーメンを食べているようで、ものすごくチープな味わいがするものの、次から次へと箸が進む。
スープを邪魔しない程度に香るニンニクは食欲をすする効果抜群である。
麺は中太のストレート麺。つるつる触感の麺はスープが主役ですと言わんばかりに存在感が無く、スープの持ち上げが悪い。
ひき肉と卵はスープとマッチしており、レンゲで全てが一口で食べこめるのは嬉しいところである。
「めちゃくちゃ美味しい」わけではないのに、なぜか何度も食べたくなる、なんとも不思議な「ニュータンタンメン」であった。
麵について
・つるつるとした触感の中太麺
麺は多加水のつるつるとした食感。味が無く、スープとの絡みが悪く感じた。
ドロドロスープのつけ麺等にはマッチするであろう麺を採用していると思われる。
それゆえスープの持ち上げが悪く、麺を食べる際はニンニクと辛味の味しかしなかった。
スープやトッピングを主役にするためにあえてこのような麺を採用しているのだろうか。
スープについて
・ニンニクの効いたちょい辛の鶏ガラスープ
ものすごくチープなのに何度も飲みたくなるスープ。
薄い鶏ガラスープに程よく効いたニンニクと唐辛子がマッチしている。
辛さがあるものの旨味がしっかりと出ており、溶き卵でマイルドな仕上がりとなっているため、どれだけ飲んでも飽きがこない味であった。
カップラーメンの最高峰を食べているような味わいである。
トッピングからも味が染み出ており、それにマッチするよう計算されたスープだと感じた。
トッピングについて
入っている具材は担々麺としてはありきたりだが、全てのトッピングがスープを引き立たせており、最高に美味しかった。
細かい具材しかないため、一口でスープと一緒に飲むことができ、口の中で最高のマッチングを生み出す。
冷たいトッピングがないためスープが冷めないのもうれしい点である。
溶き卵がすべてのつなぎの役割を果たしており、それぞれの良さを引き立たせている。
トッピングはスープの一部であると感じさせられた一杯であった。
総評
チープなスープに存在感のない麺、ありきたりなトッピング。
それぞれは大したことがないものの、溶き卵によって全てが合わさると何度も通いたい味わいのある、不思議な「ニュータンタンメン」であった。
麺の存在感が増すとより一層美味しく頂けるのではないだろうか。
スープには「にらトッピング」、「ひき肉トッピング」にはご飯が合うと感じたので、次回訪問時には試してみたい!
また伺います。